カミオカ アツシ

栃木工場・製造課長 / 入社36年目
1年ほど自動車の部品を製造する工場に勤務後、金吾堂製菓に入社。36年間にわたり、製造業務に携わってきた。現在は、製造課長として、生地の製造とメンバーの管理を担当。徹底的な品質管理と人材の育成に取り組んでいる。

「おいしいおせんべいをお客様に食べてもらう」
同じ目標を持つ仲間の存在に支えられてきた

生地づくりは経験とスキルが大事。メンバーと一緒に品質にこだわり続ける

車の部品をつくる工場に1年ほど勤務していたのですが、小さな会社だったこともあり将来に不安を感じるようになり、安定して働けそうだと感じた金吾堂製菓に転職することにしました。約36年間働き続けられているのでよい選択だったと感じています。
現在は、生地の製造とメンバーの管理を主に担当しています。生地の製造は、お米を圧遍機で砕き、蒸して餅状にし、いろんな形に型抜きしたものを乾燥機で乾かして、次の工程へ渡すという流れです。
原料となるお米はそれぞれもともと含まれている水分量が違いますし、湿度などによって同じお米でも仕上がりが異なります。そこで、お米に水分を浸透させ、安定した味や食感になるよう調整が必要です。
基本作業は決まっていますが、経験とスキルが味や食感を左右します。品質管理を徹底するとともに、メンバーの育成にも力を入れています。

気軽に相談できる雰囲気づくりを意識しみんなが働きやすい職場に

チームのメンバー、特に新人さんには、必ずこちらから「困っていることはない?」「機械の調子はどう?」など積極的にコミュニケーションをとるようにしています。
慣れないうちは上司に話かけるにも緊張するものなので、私から声かけすることで相談しやすい環境をつくるようにしていますね。気持ちよく仕事ができるよう、一人ひとりに合わせた接し方を心がけています。
また、後工程の作業担当者に生地のできを確認するようにしています。次の工程のメンバーの話はすごく参考になるので、ありがたいです。「今日の生地、よかったよ」と言われるとすごく嬉しいですね。

品質にこだわったお菓子をこれからも多くの方に届けたい

一番のやりがいは、多くのお客様に自社のおせんべいを食べてもらえることです。お店で商品をかごに入れている方を見ると「この仕事をしていてよかった」と感じます。これからも、品質にこだわって製造していきたいですね。今後の目標は、機械のメンテナンスができるメンバーの育成です。自分たちで修理すれば、業者さんに依頼するよりも時間も費用も節約できます。難しそうなイメージがありますが、自分で調整してスムーズに動くと達成感があって楽しい作業です。

36年間にわたり働き続けられてきたのは周りの人たちのおかげ

私が36年間、働き続けられてきたのは、周りの人たちのおかげです。まだ入社して日が浅い頃に、機械トラブルで困っていたら先輩がすぐに対応し、メンテナンスの仕方を丁寧に教えてくれました。「辞めようかな」と思ったときも、人間関係のよさに救われてきましたね。
昔も今もそこは変わりません。忙しくなって残業をお願いしても、快く引き受けてくれる人ばかりで非常に助かっています。「おいしいおせんべいをお客様に食べてもらいたい」という、同じ気持ちで仕事ができるのは、本当に素晴らしいことだと思います。
「自分の仕事でお客様を笑顔にしたい」「おいしいおせんべいを届けたい」という思いのある方、ぜひ一緒に働きましょう。